2012年09月04日

【ハードBL小説】ベルガモットに魅せられて〜三鳥井寿篇20120904

夜中の伊藤君と円先輩
【ハードBL小説】ベルガモットに魅せられて〜三鳥井寿篇20120903


続き

三鳥井寿はふと目が覚めた。
薄闇の中、豪華なシャンデリアが浮かんでいる。
コカの別荘か……。
近くに手が出せない響がいる。
憧れの円青樹がいる。

むくりと起き上がり、寿はトイレへと向かった。
もやもやした性欲と尿意が混ざり合う。
無駄に豪華なトイレで用を足しながら、寿はオナニーをしようか考えた。

オナニーするぐらいならいっそサンガでも犯した方がましじゃねーか?
……しかし面倒そうだしな。

寿は手を洗い、鏡の前で髪を整えた。

その時。

入口が開く。

入って来た人物を見て、寿は目を疑った。
名波響がそこにいた。

「あ……」
響が寿に驚き、声を漏らす。そして少しむっとして寿の後ろを通り過ぎようとした。

寿は即座に響の後ろを取り、パジャマを力尽くで引っ張り両腕を背中に固定した。
そして鏡台へと押し倒す。
「あうっ!」
椅子に白い胸をぶつけ、響は声を上げた。
「な、何をするんだ、寿!」
「わかってんだろ? 今からお前が何されるか」
寿はぐっと響のズボンをずり下げた。
すべすべした尻の谷間に咲く薔薇。
コカが示した愛のアナルプラグ。
「鬱陶しい」
「ひっ!」
寿は強引に薔薇を引き抜き、床に放った。
ぬるっとしたローションが漏れ出てくる。
「や……やめて……寿……もうこれ以上、嫌いにさせないで」
「俺を好きになるか? 俺の恋人になるか? 響」
「……なるわけないだろ」
「じゃあ嫌われても一緒だ」
寿は響の濡れた尻にペニスを押しつけ、二度、三度と滑らせた。
興奮し、勃起するペニス。
ピンク色に輝く響のアナルに、熱いペニスをあてる。

ふと寿は響を見た。
押さえている細い腰からすっと目を上げる。
ピンク色に輝いているすべすべした尻にはホクロ一つない。
パジャマで縛った手が動く。そこから伸びる滑らかな腕。
愛らしくすっと伸びた背中。
美しいうなじ。
そして涙に濡れる響の瞳。寿を睨みながらも哀愁を漂わせる。
美しい男達が鏡に映る。二重のSEX。

ああ、この麗しい男はジョンのモノなのだ、と寿はふと思う。

それなのになぜ響は愛らしい誘うような目で俺を見るんだ。
抱いてくれと、嫌だけど抱いてくれとせがむような瞳。
涙がこぼれてきそうだ。

響の瞳から。

俺の瞳から。

学生時代、あのちょっとした勇気がなかった時代。
もし響と寝ていたら、運命は変わっていただろうか。

いや、何度生まれ変わっても俺は三鳥井寿で、こいつは名波響で。
俺が学生時代、響に手を出す事も、響が俺を誘う事もないだろう。

俺達はライバル会社の子息なのだから。
俺は理性を失うような子供じゃなかった。
でも今は理性を失っている。
大人だから。
もう大人だから。

響の腰をぐっと押さえる。
逃げられないように。

俺のモノになるように。

「や……やめろ……」
か細く声を漏らす響。
その嫌がる声すらも愛らしく聞こえる。
俺は理性の箍(たが)を外し、響のアナルへと自分のペニスを挿入した。
「いやああああああああああああああ!!!」
麗しく悲しい声がトイレに響き渡る。

ああ、なんて美しい声なのだろう。

逃げようとする響の腰を俺は離さなかった。
背中を捩ろうとする響を離さず、俺は奥まで一気に貫いた。
美しい背中が俺を誘う。
零れる涙が俺を狂わす。
柔らかく温かく、また蠢く響のアナルが俺を狂乱させる。
今まで味わった事のないような感触。

あのコカが調教した名器を寿は今、味わっていた。
「……は、はは、ははは、あははははははは!!! すげぇ! たまんねぇ!」
寿は狂ったかのように笑い始めた。
笑いが押さえきれない。
ぬるぬるした響の体に残るコカの残滓。
男に犯され、嬲られ、男が狂うよう調教されたアナル。

あのコカが手塩に掛けてそだてた男を寿は今、犯していた。

「いや! 嫌だ! もう抜いてくれ、寿! ダメ! 止めてくれ!」
「ダメって何が? コカ以外の男に犯されたのは初めてか?」
 響がびくっと体を震わせ、真っ青になって俯く。
「図星か。若葉君に手を出す男女を籠絡してきた響も、バックはコカだけの場所だったわけだ。
そうだよなぁ、あんな冷酷な顔をする響のアナルを犯そうなんて雑魚共には想像付かないだろうよ」
俺は腰を振った。パンパンといやらしい音がトイレに鳴り響く。

ああ、犯しているんだ。征服しているんだ。
俺が響を、コカの情夫を犯しているんだ。
全面戦争も厭わない。
この男を手に入れるためなら。
この愛らしい男を手に入れたい。
感じさせたい。
燃えさせたい。
俺に恋をさせたい。
響がコカを見るあの瞳が欲しい。
愛してると囁く声が欲しい。

寿は響のペニスを扱きながら素早く腰をピストンしていた。
「ガチガチじゃねぇか。ははっ、犯されながらチンポ勃起させる響ちゃん、気持ちよさそうだな」
「ふざけるな!」
「この淫乱男が。少しはサンガの気持ちが分かったか?」
「……っ」
「レイプはよくないぜ?」
「だったらお前も今すぐ止めろ!!」
「お前がイったらな。そんな締め付けんな。本当に淫らな体だな」

続く 2012/10/12
posted by Fujima at 00:21| 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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